【リポート80】DJI T25 農業ドローン最新機種テスト飛行

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T25の新機能であるルートマッピングの確認
T25の飛行、散布の確認

DJIから待望の新機種、農業ドローンAGRAS T25が発表されました。
今回は25の実際の飛行の様子や新しく行えるようになったマッピングの様子をお見せします。

T25の飛行

T25は4プロペラと4ノズルから構成されています。
4ペラですが、モーターの強度が上がっているためより安定して飛行を行うことができます。
最大速度は36km/hでT30と変わっていません。

ノズルは遠心ノズルを使用しており、最大24L/minまで吐出することができます。

センサーは今回から2種類搭載されており、障害物までの距離を正確に計測することができます。

T25のカメラはジンバルがついており、カメラを中心から下部まで移動することができます。
プロポのソフトウェアについても一新しており、全てのUIが変更されています。
カメラの映像については、より綺麗でラグも少なく、プロポに反映されます。

マッピングの方法

マッピングを行うためにはRTKが必要です。

RTKへの接続方法は2種類あり、DJIから販売されているRTK固定基地局との接続とソフトバンクなどの基地局データを使用するネットワークRTKとの接続の2通りがあります。
今回は固定基地局を使用してRTKを使用しました。

固定基地局には三脚がついており、地面と水平になるように設置を行います。

T25の最も進化したポイントは農業ドローンのみで測量を行える事です。
プロポ画面左上のボタンから「ルートマッピング」を選択します。
すると↑のような操作画面が表示されます。

ルートモードからエリアルートを選択し、マッピングをしたい場所を選択します。
エリアを保存し、続いてエリアを選択して右下の「開始」を選択します。

するとT25が地上30mまでゆっくりと上昇し、次にカメラが地上に向きエリアルートマッピングが開始されます。
ルートマッピングを行うことで写真を連続撮影しプロポ内のマップが測量された写真に更新されていきます。
数分後に写真のデータ処理が完了すると「再構築に成功しました」というポップが表示されます。

次に測量したデータを元に実際の飛行ルートを作成します。
作成の方法にはルート計画とフィールド特定があります。

ルート計画では先ほどと同じように散布箇所を囲うルートを選択します。
その後プロポで散布の方法である散布量や速度、高度や散布幅を設定します。

液剤補充の際にはリアルタイムで液剤量を計測し、散布液が切れるタイミングをアイコンで表示されることで適切な量を入れることができます。

マッピングに応じた自動散布

マッピングを元にした散布の様子です。

RTKが使用されることで、マッピング通りの散布を実現することができます。
自動散布ではカメラで進んでいる場所が見られるように往復時にターンをします。
T25からの新機能ですので自動航行後の機体の向きに注意が必要です。
散布予定のルートは黄色で表示されており、散布を完了したルートは緑色で表示されます。

マッピングによるプロポマップの自動更新

マッピングによってプロポ内のマップがどのように変化するかをお見せいたします。

散布して行くごとに通過した場所の写真のデータが構築されてプロポのマップに徐々に反映されます。
こうすることで最新のデータを取り込み、リアルタイムの生育状況や障害物情報を把握することができます。
エリアマッピングについては選択したルートより大きな範囲で測量とデータ構築を行なっています。
この測量データは通常の散布時でも利用が可能です。

変形圃場での自動航行ルートの最適化

自動航行では変形圃場にも対応することができます。
このような変形圃場でも最適なルートを実行し、ムラなく散布することができます。

粒剤散布時の飛行モードによるターンの違い

マニュアルモードではこれまでと同様左右にターンを行います。
M +モードでは先ほどと同様に180°回転をしてターンを行います。
このようにターンすることでプロポは進行方向の映像になるため、よりクリアに見えやすくなります。
その一方で実際の機体は対面での操作になるため、操作には注意が必要です。

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